2020年ボジョレーヌーボー
赤ワインの歴史
WeddingPartyでも多くふるまわれるようになった【ワイン】そのワインの歴史は古く
紀元前6~7000年前ころ先ずは古代メソポタミア文明のころに始まり、エジプト王朝では
神々への儀式酒としてささげられたそう。
コーカサス(カスピ海と黒海に挟まれた土地)地方に自生したブドウがワインとなって、
地中海を東から西へ、数千年かけて伝播していったそうです。
そしてそれからずっと後(紀元後100年)、ローマ帝国の繁栄とともにワイン(葡萄酒)が
さらに庶民へと広がっていきます。
それはローマの戦士たちが戦争で赴くその道の脇に、農作物の種を蒔き戦火の元でも
食料に困らないようしたこと。
そして征服した土地にワイン文化を定着させていったこと。
時はAD(紀元後)1000年、キリスト出現によりキリスト教の存在はたいへんに大きな
背景となります。
街はその大小に関わらず教会を中心に放射線状に形作られ、周囲を農耕地や牧草地が囲んでいました。
優れた文化、芸術はキリスト教のために捧げられ、神と人との社会が構築されていったのです。
そのなかでワインは、キリストの血としてたいへん神聖な、貴重なものとして珍重されていきました。
当時の学術の最高峰であった教会、修道院は、こぞってブドウ畑を開墾し、その技術を磨きました。
14世紀、ルネッサンスの華が開き、人々の古代ギリシャやローマへの憧憬はいやがおうにも
高まります。
さらに16世紀から18世紀にかけての華麗なる宮廷文化。
それを彩ったのもまた、良質のワインでした。
当時の王族、貴族、僧院はその技術の粋を集めて、質の高いワインを造り出したのです。
そして、17世紀末には、現在のように瓶詰めされてコルクで栓をしたワインが発明され
現在へとつながっていきます。
結婚式とワイン
さて昨今結婚式でワインと言えばスパークリングワイン。
この意味も含めてとても素敵なエピソードがあるので、それは次の機会ブログでご紹介したいと
思いますが、ワイン特に赤ワインは神事で使われてきたことが多く、神に捧げる神聖なもの。
飲み物であります。
ところで赤ワインで11月となればやはりボジョレー解禁に着目するべきでしょう!
ボジョレー・ヌーヴォー
【ボジョレー ヌーヴォー】とは、フランス南部ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で、
その年に収穫された「ガメイ種」というブドウから造られる新酒のことです。
「ヌーヴォ」は、フランス語で「新しい」という意味。
ボージョレ地区でその年に収穫されたブドウを使ったフレッシュな新酒ワインのことを
『ボージョレ・ヌーヴォ』といいます。
ほかにも、ブルゴーニュ地方マコネ地区の一部で収穫されるシャルドネ種から造られる
白ワインの新酒マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォもありますよ。
毎年11月第3木曜日(日付が変わった午前0時)に解禁される、特産品の新酒ボジョレー・ヌヴォー (仏: Beaujolais nouveau) は以前はその年のブドウの出来栄えをチェックすることを目的と
していたので、ワイン業者が主な顧客でした。
それが解禁日を皆で祝うイベントとして進化。
一般人でも新酒が買える【解禁日】となったのです。
今思えばなんであんなに大騒ぎしたのだろう…と笑ってしまいますが、とにかくその日に向け
ボジョレーをこぞって予約したり、ボジョレーが出るフレンチレストランに競争で予約入れて
もらったり、目玉が飛び出るような金額でも「シレ」っと涼しい顔して買ってみたり。
見栄と競争が作り出した幻想日だったことを思い出します。
まあそれも今では笑える良き思い出ですが。
さて今年のボジョレー・ヌーヴォー解禁日は11月19日(木)午前0時。
コロナの心配で供給されるか?の心配もありましたが、間違いなく供給されるそうです。
さて今年の出来はどうでしょうか!?色々なことがあった2020年だからこそおうちで
新酒のお祝いしたいと思います。